タグ「中島朱実」の検索結果は以下のとおりです。
(初出 2010年11月6日黄昏階段 約1000字) (2013年3月10日 加筆修正) 熱い…。 &nbs...
(初出:2013年2月黄昏階段) (2013年3月加筆修正 約1100字) イザナミの玄室で、中島は復活した弓子を抱きしめ、再会の喜びをかみしめていた。 「…ん?」 弓子を支えている身体の左側、ズボンのポケットの中に、何か固いものがあるのに気づく。 ――黄泉醜女からもらった、あの二つの玉は確か右に入れたはず…。 左手でポケットを探ると、出てきたのは一粒のミル...
(初出:2013年4月黄昏階段) (2013年7月加筆修正 約4350字) 中島の指がキーボードを叩くリズミカルな音が、静かな午後の病室に響いている。 昨日から彼は日中ずっとコンピュータで何か作業をしていて、夜も弓子が寝入るのを待って起き出し、続きをしていたようだ。物音で眼を覚ました弓子が寝過ごしてしまったのかと思い何時かと尋ねると、彼は起こしてしまってごめんと謝り...
(初出 約1300字) 十聖学園管理人 パタヴォナ校長に捧げます。 「な、お前も行こうぜ」 高校に入ってから初めてのテスト期間、その最終日。 予約していたアイドルのCDを買いに行くのだという級友に誘われ、中島は久しぶりにCDショップへと足を運ん...
2016年2月14日初出 約970文字 2017年2月 修正 朝補習のある十聖高校特進クラスの朝は早い。 いつもより冷え込んだせいか寝坊してしまい、0限の開始時間ぎりぎりだ。 日の出の時刻は過ぎたはずなのにいっこうに明るくならない空を見上げ、傘を持ってくるべきだったかと考えながら、高井は校門までの道を駆け出した。 エントランスにはもうほとんど人影はなかったが、ひとりだけ、見慣れた人物が...
2016年4月3日初出 約1420文字 朝の日差しにも、はっきりとした春の気配があった。 柔道で鍛えた筋肉のせいでかなりの暑がりである高井は、日常的に寒暖をあまり気にしたことはない。だが、周囲を見渡せば歩く人々の装いからマフラーや手袋が消え、上着も薄手のものに変わっている。 見上げた並木の桜にはまだ花の気配は薄かったが、これももうすぐ咲くのだろう。 期末テストの終わ...