中島の指がキーボードを叩くリズミカルな音が、静かな午後の病室に響いている。
~二次創作ノベル・ファンアート、オリジナルノベル・イラストサイト。 今のところデジタル・デビル・ストーリー中心で、中島と弓子ばっかり。(『女神転生』の原作小説です)~
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中島の指がキーボードを叩くリズミカルな音が、静かな午後の病室に響いている。
イラスト提供:久我
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注)上記イラストの通り、微エロ超短編です。
苦手な方はご注意くださいね。
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イザナミの玄室で、中島は甦った弓子を抱きしめ、再会の喜びをかみしめていた。
「…ん?」
弓子を支えている身体の左側、ズボンのポケットの中に、何か固いものがあるのに気づく。
――黄泉醜女からもらった、あの二つの玉は確か右に入れたはず…。
左手でポケットを探ると、出てきたのは一粒のミルキーだった。
「だめだ、それは許せない」
白鷺を生贄になんてできない。
慎重に相対し、駆け引きをせねばならないはずのロキに、中島は思わずたたきつけるように叫んでいた。
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